普通調整交付金、特別徴収交付金
問題12 介護保険の費用の負担について正しいものはどれか。3つ選べ。
1 介護給付及び予防給付に要する費用の50%は、公費により賄われる。
2 施設等給付に係る都道府県の負担割合は、17、5%である。
3 調整交付金は、国が全額負担する。
4 普通調整交付金は、すべての市町村に一律に交付される。
5 特別調整交付金は、第 1 号被保険者総数に占める後期高齢者の加入割合などにより、市町村ごとに算定される。
解答
1、2、3
解説
調整交付金は、国が市町村に交付します。市町村の財政力の強弱に応じて傾斜的に交付されます。
1 介護保険の給付に関する費用は、公費と保険料、50%ずつで構成されます。
2 介護保険の財源構成を見ておきましょう。二つのパターンがあります。
(保険料は共通です。第1号保険料23% 第2号保険料27%)
●居宅給付
国25% 都道府県12、5% 市町村12、5%
●施設等給付
国20% 都道府県17、5% 市町村12、5%
3 調整交付金は、市町村の財政力に応じて傾斜的に交付されます。国が全額負担します。
4 調整交付金は次の内容を考慮して決められます。すべての市町村に一律ではありません。
① 第1号保険者(65歳以上の人)の年齢別の分布状況 →普通調整交付金
② 第1号保険者(65歳以上の人)所得の分布状況 →普通調整交付金
③ 災害時における保険料の減免等 →特別調整交付金
5 調整交付金の内容です。
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