2021年度 第24回 本試験 問題11

2021 第24回
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財政安定化基金

問題11 財政安定化基金について正しいものはどれか。2 つ選べ。

1 市町村は、財政安定化基金を設けるものとする。

2 その財源の負担割合は、国 2 分の 1、都道府県 4 分の 1、市町村 4 分の 1 である。

3 財政安定化基金から生ずる収入は、すべて財政安定化基金に充てなければならない。

4 その財源には、第2号被保険者の保険料も充当する。

5 給付費の増大により市町村の介護保険財政に不足が見込まれる場合には、必要な額を貸し付ける。




解答

3、5

解説

財政安定化基金について、得点しやすい問題ですね。

財政安定化基金は、市町村が運営している介護保険の財政が苦しくなったときに助けてくれる役割です。

例えば家計で考えてみると、収入が予定よりも少なかったり、支出が多いと経済的に苦しくなります。介護保険の財政についても同じようなことが言えます。では問題を見ていきましょう。

1 財政安定化基金を設置するのは都道府県です。市町村の介護保険財政を助ける役割ですから、市町村ではなく、親分的な立場にある都道府県になります。

2 国 3分の 1、都道府県 3 分の 1、市町村 3分の 1です。覚えておきましょう。

3 設問の意味が少々難しく感じますが、正しいです。他の設問を理解していれば、消去法で○とできると思います。

4 財源には、第1号被保険者の保険料のみを使用します。他にも第1号保険料とくれば、市町村特別給付や区分支給限度基準額の上乗せなどもありましたね。頻出のポイントです。

5 財政安定化基金から助けてもらうパターンは二つです。

給付費の増大により市町村の介護保険財政に不足が見込まれる場合→全額貸付
保険料未納などにより、介護保険財政の収入不足が生じた場合→2分の1は貸付、2分の1は交付

詳しくは動画解説をどうぞ。

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