問題4 介護保険の第2号被保険者について正しいものはどれか。2 つ選べ。
1 第 2号被保険者は、市町村の区域内に住所を有する 40歳以上65歳未満の者すべてである。
2 第 2号被保険者のうち保険給付の対象者は、特定疾病を原因として要支援・要介護状態になった者である。
3 第2号被保険者の保険料は、被保険者が住所を有する市町村が徴収する。
4 第2号被保険者の保険料は、地域支援事業のうち任意事業の財源には充当されない。
5 第2号被保険者は、要介護 3以上であっても、指定介護老人福祉施設には入所できない。
解答
2、4
解説
被保険者要件について問われています。
介護保険の被保険者は第1号被保険者と第2号被保険者がありましたね。
1 第2号被保険者は、市町村の区域内に住所を有する40歳以上65歳未満の人で医療保険に加入しているという条件です。つまり、医療保険に加入していない人は被保険者になりません。(生活保護受給者が該当)
第1号被保険者は、市町村の区域内に住所を有する65歳以上の人です。
2 設問の通りです。第2号被保険者は、加齢に伴って生じる特定の疾病を原因として要介護・要支援状態になった場合に限ります。特定の疾病は16あります。
https://www.mhlw.go.jp/topics/kaigo/nintei/gaiyo3.html
3 設問の内容は、第1号被保険者についての内容です。第2号被保険者の保険料は、少し違います。第2号被保険者は医療保険に加入しているという条件がありました。その人が加入している医療保険者が医療保険料と一緒に介護保険料も徴収します。
そして、社会保険診療報酬支払基金→市町村。このような流れとなります。
4 介護保険事業は、多く分けて保険給付事業と地域支援事業がます。
地域支援事業は、総合事業、包括的支援事業、任意事業があります。このうち、包括的支援事業、任意事業の財源に第 2号被保険者の保険料は充当されません。
5 2014年の改正で、介護老人福祉施設の入所対象者は原則要介護3以上となりました。第2号被保険者についても同様です。
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