食事介助は慎重に。

コラム

介護の仕事の中で、食事介助は重要な仕事の一つです。しかし、苦手意識をもっている人も多いかもしれませんね。私も食事介助にはかなり気を使いますし、慣れてきたから絶対大丈夫というのはないように感じます。なにごも経験ですが、押さえるべきポイントをまとめておきます。

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いつもと違う?変化に敏感になれるか。

日によってご利用者の体調は変化しています。調子が良い日もあれば、悪い日もあります。見極めるのになかなか難しい時もありますね。食事介助で大切なのはやはり無理をしないことだと思います。

食事の途中で咽込んだ時は、一旦ストップし、なかなか改善しないときは中止することです。全量食べないといけないと思う必要はありません。無理に介助し、誤嚥などをするとさらに危険な状態になるからです。しかし、食事内容はしっかり一日の栄養管理がされていますので、食べれなかった理由を記録に残しておくことは大切ですし、他のスタッフにも共有することを忘れてはいけません。

また、フロアで数人のスタッフがいる状態での食事介助なら、少しおかしいなと他のスタッフが気づくことができますが、ベッド上の食事の方は注意しなければなりません。最近はユニットケアが主流ですので個室での介護になる場合もあります。個人のプライバシーを守るという点ではメリットは大きいですが、職員の目が届きづらいことも考えられます。おかしいなと思ったら、他の職員を呼んだり、看護師に連絡する必要があります。

特にまだ経験浅い新人さんの場合、なにが危険の状態なのか。理解できないときもあります。気を使う必要はありません。食事途中に疑問に感じたは他のスタッフに相談しすることが大切です。

食事は姿勢が大切。

食事は椅子に座ってするようにします。車いすに座ったままにしていないか。確認は必要です。車いすのままだと、座面が少し後ろに傾ていて身体の重心が後ろ気味になります。しっかりと足を床につけて、少し前かがみに姿勢が誤嚥を防ぎ、誤嚥しやすいです。特殊な車いすでしか座位がとれない場合はしかたありませんが、忙しいを理由に椅子への移乗ができていなのは介護職の怠慢といえるでしょう。

ベッドでの食事をされる方は、おそらく立位や座位をとるのが難しい方が多いと思います。姿勢が悪いと、誤嚥や見せ込み、食べこぼしの原因になります。ベッドの角度の調整や、クッションをうまく活用して、その人に合ったポジションを作ることが大切です。

場合によっては理学療法士などの専門職に相談して、ポジショニングの指導をうけたり、ケアカンファレンスを行い、スタッフの意見を出し合うこともいいと思います。

食事形態をしっかりと理解しよう。

介護現場で食事となると、食事形態の理解は重要です。私も仕事をはじめたことは、ピント来ないことが多いでした。ミキサー、刻み、トロミなど。普段健康なひとならほとんど考えないことです。しかし高齢になってくると嚥下するちからが衰えてくるので、飲み込むことが大変になります。また、義歯であったり、歯が無かったりと噛むことができないときは、調理の段階で細かくしておくことになります。

利用者ごとに食事形態が違うので、しっかりと覚えておくことが大切です。刻みの方に普通の食事を提供するとどうなるでしょうか?非常に危険なことです。人間ですから調理の段階で間違ってしまうこともあるかと思います。配膳のときに再度確認することを心掛けることで、未然に事故を防ぐこともできますね。

私も以前にミキサー食の方が食事中に喉に詰まってしまい、看護師の判断にて救急搬送したことがありました。特に早く食べる方は注意が必要です。大きいスプーンだと一口が多くなりますので気をつけるほうがいいです。

食事は楽しむものであることを意識しよう。

自分で食べて頂くというのも大切な要素です。食事は自分で箸とお茶碗をもって食べるほうがおいいからです。なるべく自分で食べれるような介助、声掛けをするのは介護職のスキルです。腕がうまく上がらずに口に運ぶことができないときは、自助具の検討もおススメです。少しの工夫で自立支援ができるようになります。

また見た目も大切な要素です。私たちは食事が前に出されたときどう感じますか?見た目、匂い、味など。五感を使って感じると思います。やはり、見た目も気を使うことです。安易に嚥下状態が悪いという理由だけで、食事形態を簡単に変えるのではなく、まずは危険を回避したうえでどのように食事を楽しんでもらうのかも考えてみたいですね。

食事介助もチームワーク。

実際のところ一人のスタッフで多くの利用者の対応をする場面が多く、数人の食事介助、服薬介助など。職員のペースになりがちです。気をつけなければなりませんね。早く食事介助ができることが正解ではありません。よく、早くできる職員がすごいというような雰囲気があったりましすが、どちらとも言えません。テンポよくすることも必要ですが、ゆっくりしなければならない時もあります。やはり経験が必要な部分かもしれませんね。

職員によって介助の方法などに違いがあることはよくありません。しっかりと統一することが必要です。食事の時間というのは事故が起きやすい時間でもあります。なるべくフロア内に多くのスタッフをおく工夫が必要です。食事の時間になると、看護師、栄養士、相談員などが来てくれて食事介助をするという経験がありました。介護スタッフとしては非常にありがたいと感じました。

介護現場ではチームワークが大切だと感じた経験でした。食事の場面で多職種がいるというのは多くのメリットがあります。食事の様子を実際に確認することで、介助の仕方や食事形態などの情報交換ができるからです。食事介助=介護スタッフとい固定観念は持たないほうがいいですね。

介護の現場で「食事」は非常の大切な部分です。私自身もさらに学びを深めていきたいと感じます。

【編集後記】

食事介助の方法については、またしっかりとまとめてみたいと思います。

もう11月も後半に入ってきましたね。朝晩は寒くなってきました。寒くなると身体に力は入ってしまって、どうも最近肩が凝るような…すこし疲れが溜まっている感じです。昨日も9時間ぐらいしっかりと睡眠をとりました。でも、まだすっきりしませんね。(笑)

人間に身体ってすごくうまくできていて、無理をしているとなにかしら身体からサインがでてきます。イライラしたり気持ちの変化だったり、頭痛、肩こり、胃痛などの不調だったります。

まずは自分の体に耳を傾けてみることが大切です。介護の仕事は体が資本。よい介護は自身の健康つくりからです。

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