本の紹介です。
![]() | 【中古】 一生痛まない強い腰をつくる /金岡恒治【著】 【中古】afb 価格:200円 |

介護の仕事の視点からみて、「腰痛」で悩んでおられる人が多いと思います。私も以前にぎっくり腰をしてしまったり、ふとした拍子に痛めた経験が何度かあります。
普段気をつけてはいますが、ときどきストレッチをする程度で、具体的に予防というのができていないように感じました。
注意しないといけいないのは、介護の仕事に腰痛はつきもの、と諦めてしまうことです。
そんなことはありません。介護の仕事だからこそ、腰痛とはしっかり向き合うべきです。
すべての腰痛には、理由がある。
原因には結果が伴います。腰痛においてもやはり原因があります。まずは原因がわからないことには対処のしようがありませんね。
原因がわからないまま、とりあえ湿布を貼っておこうや、手軽にいけるマッサージなどはその場しのぎでしかありません。
筆者は、見える腰痛と、見えない腰痛の二つに分けることができると言っています。
見える腰痛は、MRIなどの画像診断ではっきりとした原因がわかります。しかし多くの場合は見えなう腰痛で、湿布薬や痛み止めなどが渡されるだけで終わってしまいます。
原因がわからないと、不安に感じますし、実際に腰痛がそれほど酷くなくても、ストレスや不安から痛みが増幅することもあります。
原因がわかれば適切な対応ができるため、ストレスも軽減していい循環になります。
ほとんどの腰痛の原因は?
椎間板
椎間関節
仙腸関節
90%以上はこの3つが震源地になっているようです。
具体的な部分については、本書に図解されているので読んでみてください。
これらの場所が関係しあって痛みを出しています。
大切なのは、上記の場所の周りにある筋肉を鍛えることにあります。
マッサージで腰痛は改善するの?
腰痛になるとマッサージに行く人も多いと思いますが、筋肉に原因があるのなら効果がありますが、椎間、椎間関節、腸骨関節からきているものですと、改善はしていかないと思います。
マッサージに行くと、その時は気持がいいものですから、気分転換やストレス発散の意味ではいいのではないでしょうか。
しかし、腰回りの筋肉が痛くなったり、硬くなるのは二次的な反応です。腰痛から姿勢がわるくなり、身体に無駄な力がかかり、間違った使い方をしていると筋肉を傷め、硬くしてしまいます。
筋肉をほぐすだけでは、痛みの震源地である椎間板、椎間関節、腸骨関節にはアプローチできません。だからしばらくすると、また筋肉にコリが生じて、痛みがぶり返してしまうのです。
腰痛対策には筋肉を鍛える。「腹横筋」と「多裂筋」
骨にかかる負担を減らることで、腰痛を改善することこができます。それは筋肉を鍛えるということです。
じつは腰痛をわずらう方のほとんどが、腰の筋肉を上手に使えない「弱い腰」になっています。
でも筋トレとかできないし・・・私もそう感じました。
トレーニングというよりは、体幹を鍛えるような感じです。椎間板や椎間関節、腸骨関節は小さな筋肉に守られていますが、非常に重要な役割をしています。これを「ローカル筋」といいます。
腰痛をやわらげるには、ローカル筋のなかでも腰椎や骨盤を安定させるために欠かせない「腹横筋」と「多裂筋」の二つの筋肉を復活させることが効果的です。
この筋肉は、身体を動かそうとするときに役割をはたすようで、ぎっくり腰を改善してくれそうです。ぎっくり腰の経験のあるひとならわかると思いますが、動き始めに「あっつ!」って感じでなります。(笑)
それに、筋肉が腰の骨を守ってくれるので、コルセットを巻いているようイメージとなります。
実際にどするのか。
本書では、「腹横筋」と「多裂筋」の鍛え方について詳しく説明してあります。言葉では説明が難しいので図をみて実践してみてください。
筋トレとうようりは、エクササイズとうような感じです。テレビを見ながらでもできます。
ハンドニー
サイドブリッジ
エルボートウ
この3つを自分の体に合わせておこないます。
年齢に関係なく鍛えることができますので、働き盛りの若い人は腰痛対策に、またシニアに人も鍛えることで転倒の予防や、健康つくりに役立つと思います。
なにより腰は「かなめ」です。腰が痛いと気持ちまで落ち込んでしまいます。
まとめ。
「一生痛まない強い腰をつくる」一生というところがポイントだと感じます。
腰は人間の体の中心にあって、すごく大切な部分です。痛みがあるということは、間違った身体の使い方をしているということです。
実際にはっきりとした原因がわかっているときは、病院での治療が必要ですが、日ごろから慢性的な痛みや疲労感があるのなら、対策をしていくべきです。
時間もお金もかかりません。
以前に腰痛で接骨院に行った時も、体幹を鍛える必要があると、少し高額ではありましたが施術を受けたことがありました。実際にかなり完全されましたので、本書を読んでいてより納得できました。
介護の仕事をしているみなさんも是非取り入れてみてください。

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