こんにちは。ふくまるです。
介護・福祉業界は人出不足と言われています。他の仕事がどうなのかはわからないのですが、法人が求めているよりは少ない人数で業務をわましている所が多いのかなと思います。
新しい職員さんが入ってきて、頑張ってほいしなと思ってもすぐに退職してしまう場合もあり、人材の定着が難しいところです。
確かに、すぐ辞めてしまうということだけを見れば、世間的は良くない雰囲気です。
最低でも3ヶ月はとか、石の上にも3年とか言われます。
ちょっと思っていたのと違うなと感じると、次の職場へと点々とする人もいます。
まずは一定期間続けてみないと、その仕事良さがわからず、自分のやりたい事ができないでしょう。まずは職場に慣れることも仕事です。
しかし、退職してしまう原因は、指導する立場や現在働いている人の意識の低さにもあると思います。
人に指導するというのは、非常に難しい部分があります。経験の差や、その人の考え方も千差万別だからです。
もちろん、会社のやり方や方針を理解してもらうのは最低必要なことです。働いている人が同じ方向を向いていないと、何かと不都合が出てきます。
私は、なぜこの仕事をしているのか?という動機が一番大切だと感じます。
いろんな期待や、希望を持って就職しているのですから、その気持ちを失望させてしまいたくはないと感じます。
ただお金がほしい、働ければよいという人は介護の仕事をしている人には少ないと思いますし、しっかりとした志がないと続かないです。
では現在働いている人が、利用者さんに適当な対応をしていたらどうでしょうか?私なら残念に感じると思います。
新しい職員さんは、仕事はできないかもしれませんが、いるだけで雰囲気も変わりますし、存在自体に価値があると感じます。
もう一度初心に帰って、丁寧な介護ができているか、自分が仕事を始めたころの気持ちを思い出してみてください。
指導をしていくにあたっては、出来なくて当たり前という気持ちで、丁寧な指導が必要です。
人それぞれ仕事を覚える速さにはかなり違いがあります。教える側はその辺を理解しなくてはなりません。
注意しなければならないのは、できないからとただ注意したり、人格まで否定してしまうことです。同じ職場で働く仲間として、尊重しなければなりません。
確かに、自分の業務で手一杯という中で人に教えるのは大変です。でも、それぐらいの気持ちの余裕がないといい介護はできないでしょう。
ただ忙しいだけでは、利用者さんも落ち着かないと思います。
新人さんが仕事が出来るようになれば、後々仕事の分担ができて、楽になります。お互いが得なのです。
全ての人ではないのですが、長く働いている人ほど、現在のやり方が正しく、新しい考え方を拒否する人もいます。
口では人手不足で人が欲しいとは言っていても、ほんとうのところは、今の環境が変わって欲しくない。自分のポジションや居場所を守りたい、という人もいます。
そう言った場合、気に入らない新人さんをとにかく攻撃することもあります。人間関係の難しいところですが、自分自身がそうでないか、時々チェックは必要ですね。
指導する立場にある人は、ただ業務を教えればいいというわけではありません。
介護に対する考え方や、利用者さん一人一人の特徴や関わり方のコツも伝えるのがいいと思います。
年齢的に若く、社会経験が少ない人には仕事とは何かとか、上司との関わり方、社会の基本的なルールなども伝えることができればなおいいと思います。
介護の仕事をしたい人が増えてほしいと思います。今働いている人はもっと自分の仕事に自信をもてるように頑張っていきたいですね。
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