介護職の原点と感受性。

コラム

こんにちは。ふくまるです。

新卒の人が介護の仕事をはじめる時ってどんな気持ちでしょうか。

何年も働いていると、忘れてしまうのですが、たまには思い出してみることも大切です。

最近そんな機会があったので、自分はどうだったか考えてみました。

とにかく不安で、どうしたらいいのか、何をすればいいのか、必死だったと思います。

まずは一週間、一か月、半年と仕事を少しずつ覚えていきます。

1年ぐらいたったときに、疑問に感じました。すこしだけ余裕が出てきた頃でした。

「入所されている人は、毎日単調な生活になりがちだし、外にも出れない。自分ならつまらないよな」と考えるようになりました。

そして、仲のよかった上司に、外出に連れてあげたいと相談しました。

ありがたいことに、すごく協力してくれて、グループホームでしたので少人数に分かれて外食や演劇を見に行ったり、神社に参拝したり、たまに家に帰るなど。外に出ることを支援しました。

当時、私も新卒だったこともあり、かなり主観で考えていたし、「自分も楽しく仕事がしたい」という思いもつよかったと思います。

ある利用者さんに「今度はどこに行きたい?」と聞くと、

「私は、今までいろんなところに行ったから、どこもいかなくてもいいよ」

と言われたときに、なるほど。そういう方もいるんだなと知りました。

ほとんど寝たきりのおばあちゃんに聞いてみたところ、「外に行きたい」と言われたので、

数人のスタッフで外出に行きました。すごく喜んでくれましたが、1か月後ぐらいに亡くなられてね。

私は、あのとき外出はしないほうが良かったのかな悩んだことも覚えています。

とにかく人それぞれ、思いや考え方が違うんです。

ちゃんと聞いてみないとわからないと学びました。

もう10年以上は過ぎましたが、今思うとこれでよかったと思います。

私の介護職としての原点と考えています。

介護はその人の当たり前を支えることでもあるので、新人さんが直感で感じたこと。この感受性が非常に大切だと感じます。

身体が不自由であることや、高齢や認知症などを理由に、その人の望む生活を奪ってはいけないのです。これが自立支援なのかなと思います。

施設のやり方に合わせてもらうのでなく、利用者さんの生活に合わせて介護をする。当たり前のことですが、できていない時もあります。

長く働いてると、自分の中で当たり前ができてきます。これは危険なことです。

ときどきでいいので、仕事をはじめた頃のことを思い出して、利用者さんと関わってみる。

新人さんの新鮮な考え方から学び、疑問に感じていることが利用者さんのニーズだったりします。

介護に向き合うことに終わりはないと思います。

学び続けていきたいですね。

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